第1章 外科医:瀬見英太
ヌルッと纏わりつく愛液が瀬見の手を吸い寄せて、厭らしくも綺麗な音がソコから奏でられると、それにあわせて羽音の呼吸が重なっていく。
「…あっんっ……ソコっ…」
瀬見の指が羽音の中に入り込み、刺激を強めて快楽を与える。
真っ最中にリビングでは瀬見のスマホが着信音を荒げていた。
「でんわっ…」
途切れる呼吸と快楽の中で、病院からの電話では困ると羽音が彼に声を掛けるが、瀬見は彼女の秘部へ口を付け快感を求めて大きくなった秘核を吸い上げる。
「五色」
秘部に口を付けたまま、後輩の名前を口にする瀬見。
もちろん瀬見だって、病院からの電話を無視するわけにはいかない。
牛島や病院からの電話はすぐに分かるように設定してある。今このタイミングで掛けてくるのは五色くらいだろう。
瀬見は、行為に集中しろと言わんばかりに羽音の弱いところをついてくる。
電話なんて気にならなくなるくらい瀬見に溺れていった。
どんどん熱くなる身体と疼く下半身。
全身を捩らせてその度合いを彼に見せつける。
「英太っ…もうイキそっ…」
「まだ、射れてねぇよ?」
「だってぇぇぇ…」
ナカに収めていた指をきわどい角度で押し上げると、羽音は身体を思いきり反らせて瀬見の指を締め付けた。
「かわいい」
彼女のナカから指を引き抜き、その恍惚とした顔へキスを落とす。
瀬見はもう一度例の創へ唇を這わせると、反り立った自身を羽音の秘口へ擦り付けた。
その動きに合わせて羽音の腰が揺れ動き彼を誘い入れようとする。
「エロ過ぎだろ」
瀬見はそう呟いてから、彼女のナカへとゆっくり侵入していった。
ギュッと力の籠った秘部にニヤリと笑みを浮かべる。
「動くぞ」
自分の下で悶えている彼女の身体を支えて瀬見は自身を出し入れする。
擦れあう秘所の音が身体全体に響き渡る。
揺れる胸。
響く嬌声。
掴まれる腕。
全てが愛おしく絡まり合う。