第5章 麻酔科医:白布賢二郎
「お前も今日は疲れただろ?」
「金曜日は大変だけど……だけど、私は白布先生の傍で働けるから楽しいよ」
「木葉先生に見られたかな?」
「白布先生があんなところでするから……」
そんな話をしながら、白布先生の指が私の敏感な部分を捉え行ったり来たりを繰り返す。
自然と腰が浮き、声が出てしまう。
「羽音……」
耳元で名前を囁かれて軽くイキそうになってしまった私を彼は見逃さなかった。
「ホント、お前は……」
腰を浮かされて、一気に彼が入り込んだ。
ぐんと増えた質量に思わず身体が仰け反る。
「羽音」
何度も呼ばれる声が心地よい。
「最高だな」
私のナカで出し入れを繰り返し、互いに絶頂へと昇っていく。身体を擦り付けるように、求めあい、快感に溺れていった。
白布先生の欲が私のナカに放出されて、その刺激に私自身も達してしまう。
繋がったままの身体で呼吸を整えようと息を吸いこんだ。
彼に全身を預けてしまえば優しく抱きしめ支えてくれる。
「これからも頼りにしてるからな、俺の傍にいてくれよ」
時々みせる彼の甘える顔が好き。
病院ではみせてくれないそんな表情。
私だけの白布賢二郎は、牛島チームのスーパードクターである。
翌日、土曜日は半日勤務の私は朝から木葉先生に遭遇した。
ちなみに白布先生は午後出勤すると言う話。
ニヤニヤしている木葉先生に、なんとなくの背徳感。
「おはよう、羽音ちゃん、今日はお肌スベスベだな」
そう言って、机に置かれたチョコレート。
ちょっと高級なお店のモノだったから、セクハラ発言は許してあげよう。
口にれた甘い粒。
次の差し入れも期待しておこう!!