第4章 研修医:五色工
五色は、一瞬身体を彼女から離したもののまた元の体勢に戻りシャツの胸元から羽音の胸へと手を這わせる。
先ほどまで血なまぐさいオペをしていたその手は、今や柔らかい彼女の胸を弄んでいて、そのギャップが彼を興奮させていく。
「工、こんなとこで……やだっ」
シャツの上から五色の手を掴み、それ以上事が進まないように拒もうとする羽音。
「そんな事言うなよ」
いつもの自信満々な五色とは違った色をみせる彼についつい流されてしまう。
五色の手に包まれた胸は既に主張を始めていて、その先端を何度も何度も刺激される。上ずった声が更に彼を興奮させてしまうのか背後から唇を奪われて甘い唾液が絡まり合った。
そのままラグに押し倒されたかと思うと、あっという間にシャツのボタンが外されて擦り下げられたブラからはみ出て乳房に五色が貪りつく。
下半身が熱くなるのもあっという間で、羽音の足の間に入り込んだ五色のモノが彼女の脚に当たっていた。
羽音の秘部も彼を欲する為に愛液を溢れさせ始めており、もどかしさから身体を捩る。
「工っ……もっと」
そう言いながら羽音の手がそっと五色の硬くなったモノへ伸ばされた。優しく撫で上げるたびにビクビクと動き、大きさを増していく。
「羽音、溢れてる」
深い深いキスを交わしながら五色の指が羽音のイイトコロを刺激した。下着越しにも関わらず厭らしい水音が耳に入る。
床に押し付けた足先に必然的に力が入り、彼からの刺激をやり過ごそうか受け入れようかと身体が反応していた。
少しずらした下着の脇から差し入れられた彼の指が、ぬるりとした感触を捉えて、そのまま熱い羽音のナカへと入り込んでいく。
いつの間にか増やされた指が羽音の肉壁を擦り上げて、上がる嬌声もどんどん大きくなっていた。
「んっ……もっ……つとっむっ…」
五色の肩をギュッと握ったと同時に羽音が果てる。
肩でなされる呼吸を遮るように再びキスで唇を塞ぐ五色の目はギラギラしていて、その男らしさに胸が跳ねた。