【イケメン戦国】お気に召すまま【修正完了しました】
第4章 roasting
思わず慌てそうになる、が。
そこでその息子だという、まだうら若い青年が一歩前に出た。
「父上、おやめ下さい。
伊達様、政や芸事にも秀でておられると伺っております。
是非、私共に御教授下さい」
「こちらこそ、私の様な若輩者ではありますが、奥山様が後ろに控えていて下さればこそ、正客を務められるのです。
何卒、宜しく御願い致します」
息子さんの言葉と政宗の取り成しでなんとか奥山様の機嫌も損ねずに済んだようで、ほっとする。
そのまま茶事の話で盛り上がっていて、良い関係が築けそうだな、と微笑ましく眺めていると。
隣に立っていた奥山様に、急に腰に手を回された。
「しかし、今までお会いしていなかったのが残念な程、お美しい」
「へっ、あっ…
有難うございます、勿体無いお言葉です」
「織田殿が羨ましいですなぁ…
この様な、美しい方が寵姫とは」