• テキストサイズ

恋する田島様

第8章 朝練とクリス




昨日は全然眠れなかった。
まさか、こんなに頭の中が田島でいっぱいになるなんて。

朝練を終えて、部室に戻る。
ふとグラウンドを見ると野球部はまだノックをしている。あっ、田島だ。1番楽しそうに練習してる。ふっ、ほんと野球バカだな。つい微笑んでしまう。

クリス「なーに、にやにやしてんの?」

のぞみ「いやいや、なんでもないって!」


クリスはアメリカからの留学生。むこうでも日本語練習してたみたいでペラペラだ。
今年の硬式テニス部の女子はあたし1人。マネージャーは数人いるが。そんな中、日々の練習のパートナーになってくれているのがクリスだ。女子の私と快くペアを組んでくれるなんて、ほんといいやつ。クリスにとって、テニスは趣味程度らしいから、楽しくできればそれでいいらしい。

クリス「んじゃ、お疲れ。また放課後」

手をふり、軽くウインクする。アメリカ人がやると様になるなぁ。

のぞみ「ありがと!」

私も手をふりかえした。

んー、よし!今日も1日がんばろっと!
/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp