第7章 教室にて
ガラッ
阿部「おい!田島はやく部活いくぞ!ももかんがっ…ておい!何してんだよ。」
田島「邪魔すんなよー!」
阿部「おっ、おー、わりー」
のぞみ「いやいや、邪魔じゃないから!じゃ、私部活いくねー!」
やばい、阿部くん来なかったらまじでキスされてたよね。田島くん、手はやすぎ!
阿部「おまえ、彼女いたんだ。」
田島「おぉ!今日できたんだ♪」
阿部「えっ!?今日付き合っていきなりキスかよ。あんまガツガツしてたら嫌われんぞ。」
田島「えっ、それは厳密に困る!!でも、のぞみは、俺のこと好きっつたんだぜ?それってキスとかしてもいいってことじゃね?」
阿部「おまえ、まじでいってんのかよ。」
田島「おお!」
阿部「田島、男と女は違うんだ。いきなり体ばっか求めたら、体目当てかよって思われんぞ。」
田島「んー、わかんね!」
阿部「だから、例えば野球、おまえ全球フルスイングしねーだろ? ボール見送ったりもするだろ?そうやって、ヒット打つんだよ。女も同じだよ、駆け引きが大切なんだ。」
田島「なるほどー。おまえ、すげーな!経験豊富かよー!」
阿部「なっ、これくらい普通だっつーの。とにかく、押したり引いたりしろってことだ。」
田島「おお! 俺、厳密にがんばんぞ!」
阿部「あぁ。でも女ばっかで野球に支障きたらしたら怒んぞ。」
田島「分かってるって!」
阿部「んじゃ、部活いくぞ。早く用意しろって、ももかん! すんげー怒ってたぞ。おまえが遅いから! 走れ!!」
田島「それは厳密にやべー!!」
その後、田島はももかんにビシバシたたかれました。
〜部活中〜
田島「やっべー、この服さっきまでのぞみが着てたんだよな? なんかいい匂いするし。やべ、興奮してきた。」
泉「集中しろ、ばか」