第6章 放課後らぶ
ふぅー、なんだかんだ授業が終わった。
全然集中できなかったけど。
この服、田島に返さなきゃなぁー、部活で使うよね? ブラウスも乾いたし、とりあえず着替えにいこう。
トイレで着替えて、廊下に出るとちょうど目の前に田島がいた。
のぞみ「田島! あ、これありがと!」
緊張するとか私らしくない。
田島「おお! てかのぞみ、ホームルーム終わったら、ちょっとだけ教室いてくんね?話したいことあんだけど。」
のぞみ「お、おっけ!」
ホームルーム後、教室にて。
田島「わりー、部活あるよな?すぐ終わらすから。俺、おまえのこと好きっていったじゃん?」
のぞみ「うん、聞いた。」
田島「俺、お前の彼氏になりたい。のぞみは俺のことどう思ってる?」
うっわ!単刀直入。田島のその瞳に見つめられると、すんごいドキドキする。これって好きってことよね?
のぞみ「田島のこと好きやで。私、部活で忙しいからデートとかあんまできないけど。」
田島の目がキラキラする。そんな目されたら断れるわけない。
田島「それは俺も同じだって!すんげー嬉しい。大事にするから!厳密に!」
田島が壁に手をつく。私は壁と田島に挟まれ、自然と田島との距離が近くなる。
田島「やっべーがまんできねー。」
田島の顔が近づく。えっ!?
ガラッとドアが開いた。