第52章 ときめきと文化祭。
今日は高校初めての文化祭!
といっても、部活ばっかであんまり手伝えてないのが気まずいが…。
田島「展示だし、今日は特にやることねーよな?」
のぞみ「今日はねー。てか田島は三橋くん達とまわるの?」
田島「ん。決めてない。」
のぞみ「そっかぁ。私は友達とまわるねー。」
田島「えー。そーなの!?」
のぞみ「ごめんね?」
田島「んー!わかった。」
のぞみ「お利口さん。よしよし。」
少し手を伸ばして田島の頭をわしゃわしゃなでる。
田島「んー気持ちいー。」
目を細める田島が可愛くてポッと胸があつくなる。
のぞみ「放課後は?ダンスパーティー行く?」
田島「いや、多分いかね。ダンスパーティーで酒飲むやつとかいんじゃん?俺らもーすぐ試合だし巻き込まれたら大変なわけ。」
のぞみ「そっか!なるほどー。じゃ私もやめとこっと。」
田島「多分、バッセンいく!のぞみも来る??てか来てよ!!」
田島の目がパーっと明るくなる。
のぞみ「え、でも部活のメンバーとでしょ?私が行ってもいいの?」
田島「おお!大丈夫!別に部活じゃねーし、ただ行くだけだから!」
のぞみ「バッセンかー。久しぶりだなぁ。」
田島「お、やったことあんの?」
のぞみ「小学校低学年くらいん時だけどねー。お兄ちゃんと行ってん。」
田島「そっか!やべー。楽しみ。」
のぞみ「だね、んじゃ放課後!」
田島「うん!ばいばーい。」