第37章 日曜日の午後④
私たちはそれぞれソフトクリームを作った。
クリス「よし!んじゃ、一番下手だと思う人のやつ、いっせいに指さそーぜ!」
糸井「おっけ! いっせーのーで!」
のぞみ「えっ!?」
4人がいっせいに私を指した。でも、そうなる予感はしてた。だって私がどうみたって一番下手だからー!でも、私が下手ってゆーより、みんながうますぎでしょ?
松田「どんまーい」
糸井「罰ゲームだー!」
クリス「何にするー?」
松田「焼肉、全員分こいつのおごりでいいんじゃね?」
北条「それはかわいそーだよ!」
糸井「尻字ー!!」
ぶっと笑いが起きる。
クリス「小学生みたいな発想だなー。」
松田「それ、おもろすぎー!」
北条「俺もそーゆーのでいいと思う!」
のぞみ「うそでしょー!?」
糸井「ほんとほんと!罰ゲームといえば尻字じゃん!名前書いてねー!」
クリス「まー、幸いこの店は個室だから他の人に見られないしいいんじゃない?」
んー。まぁいいか。別に下心とかなさそうだし、ただ単にからかってるとゆーか。おごらされるよりはマシかー。
のぞみ「わかったって。やればいいんでしょー?」
糸井「いぇーい!」
私はみんなに背をむけて尻字を始めた。なんとゆーか屈辱感。みんなが私のお尻を見てるんだと思うと、なかなか恥ずかしい。こんなのよく小学生のときしてたなぁー。
のぞみ「はい、おわり!これでいい?」
糸井「おー!よかったぜ!」
何がよかったんだ?まぁいいや。
のぞみ「ありがとー。」
北条「榛名さんって、ほんとスタイルいいよね!尻字も様になってたよ!」
のぞみ「ほんと、北条くんはいい子やわー!弟にしたいー!」
松田「おまえが姉とか嫌だろ。」
のぞみ「えー?」
クリス「そんな、のぞみのこといじめんなって。まぁその気持ちもわからなくもないけど…。んじゃそろそろ帰るか!」
糸井「おー!帰ろーぜ。」