• テキストサイズ

恋する田島様

第31章 お兄ちゃんと阿部くん②




阿部「おー。なんか、すんげーシスコンだったしな。妹が修学旅行で買ってきてくれたとかゆーストラップ、大事そうにロッカーの鍵につけてんのは、まじでウケた。あいつ、そーゆうキャラかよー!」

阿部くんは大きな声で笑い出した。

のぞみ「そ、そーなんだ。」

んー。こういうの聞いてなかったのに!

阿部「おぉー。ロッカーの鍵無くしたときの慌てっぷり、ちょーおもしろかったし。」

のぞみ「へ、へー!」


阿部くんはそのあとも榛名のシスコンっぶりを楽しげに話してくれた。

私の知らないこともいっぱいあったし。


ただただ気まずい。完全に自分が榛名の妹だってバラすタイミング逃した。



阿部はようやく満足したようで、部室に戻って行く。

阿部「じゃー俺、部室戻るわ」

のぞみ「うん、お疲れー」



なんか余計なこと聞いちゃった。

/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp