• テキストサイズ

【進撃の巨人】美しく残酷な世界で

第3章 第57回壁外調査









「もう時間稼ぎは十分だろ?




急いでこいつから離れるぞ!




人食いじゃなきゃ俺たちを追いかけたりしないはずだ!」





「見ろ。デカ女の野郎め。ビビっちまってお帰りになるご様子だ」





わたしはうっすらと目を開け巨人のことを目で追う。





・・・そんな。なんで?あっちは中央後方・・・。





もしかして、エレンがいる方に・・・?






____
________
____________





わたしはライナーに治療をしてもらっている。




ジャンは指笛で馬を呼んでいるがなかなかこない。





「どうだ?エルフィ立体起動装置は?」





『・・・大丈夫。留め具が正しく外れてくれたから壊れてはないみたい。』




「そうか・・・それはよかった。




だが・・・どうする?馬が一頭しかいないぞ?




ジャンの馬が戻ってこれば3人とも移動できるんだが・・・」





わたしの馬はさっき飛ばされて・・・。




そして、さっきの情景を思い出していた。




あの巨人の顔・・・どこかで・・・




「い・・・エルフィ!やはりまだ意識がしっかりしないのか?」




『ん・・・まだちょっとぼーっとするよ』




「そうか・・・でももう決めねぇとな」




そう言うとライナーは立ち上がった。





「辛い選択だが、一人ここに残る必要があるようだ」




『・・・まって。



その前に煙弾を打ってみよう。



陣形が直進してたら四列三班あたりが近くにきてるはず。』





そして紫の煙弾を打った。




「エルフィ、あと3分だけ待つ。それまでにここに残るものを決めないと・・・『わたしが残る。』




『でも・・・わたしに代わって報告してほしいことがある。





できればエルヴィン団長「いや、エルフィそれは自分で報告しろ。





誰か来たみたいだ。しかも馬を二頭もつれて」





「さぁ、早く陣形に戻ろう。」




/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp