• テキストサイズ

[HQ]SweetDrop

第5章 本心と本音


ふーん……って。
何だよ、その無感心な反応…。

『じゃあ…………今、する?』

「は?なにを?」

今度は何を言いだのかと、あまり期待せず、聞くと。

『だから……キス。』

「……はぁ!?」

本当、今日どうしたんだ?
夜海ってこんな積極的だったけ?
嬉しくないわけじゃないけど、いきなりで頭が追いつかない。
しかも、こんなタイミングで…。

『良いじゃん……私たち付き合ってるんでしょ?』

「そ、そうだけど…。…いいのか?」

そう聞くと、突然ベッドの端に置いてあったクッションが飛んできて、顔に直撃した。

柔らかいクッションだけど、多少の痛みはある。

「った……夜海、いきなり何す……。」

少し声を上げて言おうとしたら、夜海が涙目でこっちを見ていた。

『貴大のバカッ!

私が、貴大と他の子がキスしたって聞いて、妬かないわけ無いじゃん……。
頑張って、誘ってみたのに………なんでそんな控えめなの?
私とキスするイヤ?』

「……っ!」


そう言って涙を流し夜海はうずくまった。
/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp