第4章 新しい恋と愛……?
※花巻
家の前来て、中に入ろうとした時、話し声が聞こえた。
何となく辺りを探った。
すると、自分の家の前で誰からと話す#NAME1を見つけた。
「……夜海……?」
さっきあんな事があったけど、つい声が出てしまった。
『!!……貴大……!』
俺に気づくと驚く夜海。
その隣には………松川が…いた。
「…と…松川?……なんで2人一緒なんだよ?」
『え……と。』
最初、なんでこの2人が…?と思ったけど、
夜海の同様と、前に松川が行った事を思い出した。
何より、2人は手を…繋いでいた。
それで、やっと理解した。
「あぁ、そういうこと。……お前ら付き合ってんだ。…なに?ずっと隠してたの?……っていうか夜海、お前、俺に彼女のこと考えろとか言っといて結局は自分が俺といることで、松川との仲が悪くなること気にしてたんじゃねーの?」
『ち、違う!私は……ただ。』
必死そうに否定するけど、今の俺にはそんなこと、聞く気も起きなかった。
「別に言い訳なんか聞きたくねーよ。…どうぞ俺にかまわず堂々と付き合えばいいだろ。……いろいろ心配した俺が馬鹿みてぇだわ。」
『…っ…。一静……ここ寒いよね、中入ろう?』
夜海は泣きそうな顔で家の鍵でドアを開けて、松川を中に入れた。
そして、こっちを向くと。
『さよなら。』
一言そう言ってドアが閉まった。
って…なんで俺が悪いみたいになってんだよ。
俺の方がダメージ大きいっての。
そう思いながら家に入った。