第4章 新しい恋と愛……?
※夜海
その日の帰りだった、
コンクールに出す作品も完成したことから、部活が休みになった。
バレー部は休みじゃなく、先に帰ってていいと一静に言われたから、久しぶりに由紀と帰ることになった。
帰りに雑貨屋とか人気のあるカップケーキのお店など寄り道して帰ろうと盛り上がっていた。
そんな時、いきなり他校の女子に声をかけられた。
「あの!………夜海さんですよね?」
『え?はい、そうですけど…。(…って誰!?ふわふわしてて可愛いんだけど?!つーか細っ!小さっ!…この制服、近くの女子高の制服だよね?、私知り合いいないんだけどな…。)』
私が見ず知らずの可愛らしい他校の女子高生に戸惑っていると。
「私、貴大くんと付き合ってるんです……。
それで、単刀直入に言いますけど、貴大くんにもう関わらないでください!」
『え?』
それで謎は直ぐに解け、
その代わりに貴大はこんな可愛い子に告白されたんだと思った。
「ふたりが仲いいのは知ってます。けど、貴大くんの彼女は私なんです!!出来れば近くにもいて欲しくない……。それに!夜海さんは彼氏いるんですよね?!」
『な、なんで知っての?!』
「青城に友達が通っててあなたが貴大くんじゃない男子と帰ってるの見たって。…しかも手も繋いでって。彼氏がいるのに貴大くんと仲良くしないでください!!」
『……ごめんなさい 。』
彼女の必死さがひとつひとつの言葉から伝わってくる。
私はただ謝ることしか出来なかった。