第1章 あなたは私の好きな人
「あ!マッキーに夜海ちゃん!おはよー!相変わらず仲良いねー!!」
そんなことをしているうちに学校近くまで来ていて、貴大と同じバレー部の及川と岩泉に会った。
貴大と一緒にいたおかげで、バレー部とも仲良くなれた。
何度かマネージャーを頼まれたけど、美術部一つに集中したいから、断り続けた。
『及川、岩泉おはよー。』
「はよ。」
私と岩泉があいさつを交わしてる横で貴大が苦笑いで言う。
「つーか今の光景見て仲良いっておかしくね?」
「いやいや、ほら喧嘩するほど仲がいいって言うじゃん?」
『あ〜、及川と岩泉もそうだもんねー!』
私は少し嬉しくて、及川の意見に乗っかって言うと。
「俺はコイツと仲良くなった覚えはない。」
「ちょっと!岩ちゃんそれ酷くない!!?」
岩泉は即答で答え、及川は少しショックを受けたようだった。
うん、こんなだけど、試合になるめっちゃ息ぴったりだったりするんだよねー。
やっぱ仲いいよね。