• テキストサイズ

[HQ]SweetDrop

第3章 雨


その日の昼休み。

『由紀、あのね、私決めたよバレンタインに渡す相手。』

私はそう由紀に告げた。

「え?!ホントに?」

『うん。あ、もちろん由紀にも美術部やバレー部の皆にも渡すけど、ちゃんと本命として渡して返事する事した。』


「え、それって……。」

それを聞いて由紀は驚いて少しだけ寂しそうな顔をした。
けれど、私が自分で決めたことならと"頑張って"って言ってくれた。


昨日、いっぱい考えた。
中途半端はきっと失礼だし、自分のためにもしっかり考えて、答えを出した。

あとはバレンタインの日を待つだけ。


/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp