第2章 待っているだけじゃ始まらない恋
『あ、これこれ、この本が欲しかったの。』
学校から少し話しながら本屋に着いて、少し探してから私が手にしたのは、いろんな画家の絵が乗っている画集。
「それ?美術部で使うの?」
一緒に探してくれた松川がそう聞く。
『うん、次のコンクールの参考にしようと思って。』
「夜海は本当絵描くの好きだよな。」
『それしか取得ないから。成績は微妙だけどね。』
「そんなことねーよ。夜海の絵俺は好きだし、他にも、夜海にはいい所あるって。」
『ありがとう。そう言ってもらえて嬉しい。』
「どういたしまして。じゃあ行くか。夜海の家って花巻家のちかくだよな?」
『うん。』
「じゃその近くのコンビニまで送るよ。」
『ありがとう、わざわざゴメンね。』
「いいって。」
私達はそれから本屋を出てた。
松川と、話していると、楽しく思える。
なんだかか少し、貴大と話している時の様な気持ちになれた。
これってどういう事なんだろう…。