第2章 待っているだけじゃ始まらない恋
初めての彼女に嬉しさもある半分、夜海の事を思うと心残りも半分ある気持ちだった。
夜海に隠し事をしたくない俺は次の日俺は夜海に告られたことと付き合うことを伝えた。
けど、俺はそれで後悔をした。
俺が伝えたたった一瞬だったけど、夜海驚きと悲しいに満ちた顔をした。
それは中学の時にもうバレーが出来ないと医者に言われた時によく似た顔だった。
すぐに笑顔を作って"おめでとう"って言ってくれたけど、その顔が頭から離れない。
きっと夜海も俺のことが好きだったのだと気づく。
ここは自意識過剰とかではなく幼馴染みの勘。
そして、なんで自分からもっと早く言わなかったのかと何度も思った。
明日の放課後、レミちゃんと会う約束をしたけど、何だか会いにくい。
嫌いになった訳では無いし、可愛いくて、いい子そうなんだけど、どうも気持ちが乗らない。
まぁ………全部俺が悪いんだけど………。
夜海、明日学校来るか?
もし、休んだりしたら絶対俺のせいだし、話すのも気まずくなる……。
本当バカだわ…俺……。