第6章 演技って大変……
「ただいまー……あれ?誰もいない……」
凄く静かだなぁ……
僕は今日は何も無いから部屋で台本読みをすることにした。
明日は、バラエティ番組収録だったよね。
それは僕1人だけだ。
上手くいくかな……
自室に戻り、制服から着替えた。
「さてと……練習しなきゃ……」
今日覚えた所まで練習してみた。
もちろん感情もしっかり入れて。
「……うーん……よくわかんないよ……」
誰かにアドバイス貰おうかな……
「ちょっとひと休みしよう。」
台所にお茶でも取りに行こうと部屋を出ると、裕斗君もちょうどタイミングよく出てきた。
「いたんですね。他の皆は?」
「真広はラジオで圭と隼也は映画の出演決まったからその事で家出てる。」
そうなんだ……じゃあ、帰り遅いのかな?
昼過ぎくらいから出てるってことだよね?
「夜ご飯はどうしますか?」
「俺が作る。お前、疲れてるだろ?台本読みもあるだろうし。」
「まぁそうですけど……」
あんな事あったのに普通に話せてる事が不思議。
仲直りしたからいいけど、まだちょっとね。
だめだめ!
メンバーなんだから!
「一緒に作りましょう!」
これはさらに仲良くなるチャンス!!