• テキストサイズ

星のカケラ【R18】

第12章 パズルピース


瑞希side

「裕斗君、久しぶりだね。」

「そうだな。」

収録が終わり、二人きりになって話していた。

「・・・裕斗君、恋人できた?」

「いや・・・いねぇよ。」

「そっか・・・」

「お前は?」

「いないよ。」

なんだろう。
少し気まずいかも。

「俺、告白されたけど、やっぱり瑞希の事が忘れられなくて全部断ったんだ。次、会うことが出来たらまた言おうと思って、この日を待ってた。」

すると、裕斗君は僕の手を握った。

「俺とまた寄りを戻してくれないか?」

その言葉が凄く嬉しくて、

「うん。よろしくお願いします。」

すぐにそう答えた。

それから、何日も経って、復帰コンサートを開いた。
チケットは即完売。


「俺達がー」

「「「「「star piece!」」」」」

そう言って、歓声の響くステージへ飛び出た。
この景色がまた見れる日が来るなんて・・・

よし・・・大丈夫。
あの時の僕とはもう違う。
大人になったんだ。
後悔なんてしないし、させない。

一人一人がパズルのピースとなって、たった一つの僕らの絵を完成させるんだ。

僕らの物語はまだまだ続く_____

「皆!行くよー!!せーの!」

『START!』


~END〜



/ 214ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp