第5章 好きなんだ
瑞希side
「ぼ、僕は……緊張しすぎて顔が固まっちゃう所ですかね?あと食べ過ぎには注意したいです……」
「食べ過ぎると太っちゃいますからね〜(笑)」
「俺は歌唱力上げる!瑞希には負けられません!」
「俺はよく夜更かしする事。」
真広君、遅くまで起きて何してるんだろ……
「新曲のテーマとか考えてるといつの間にか日にち変わってるから(笑)」
「俺は……そうだなぁ……もっと周りが見れるようになればいいかな。」
隼也君は十分に周り見れてますよ!
お兄ちゃんみたいです!
「俺は……酒癖直す。」
裕斗君がボソリと言った。
酒癖……
あー確かに直して欲しいです!
じゃないとすっごく困ります!!
「俺、酒飲むとつい本音が出て……自分の動きも制御出来なくなるから……」
僕はその言葉を聞いて、顔が熱くなるのと同時に固まってしまった。
思い出しちゃった。
本音が出る……
じゃあ、やっぱ好きって言葉は本音……
「StarPieceの皆さん!ありがとうございましたー!では、CMの後!デビュー曲の『Start!』歌ってもらいます!!」
……本音……
本音……
じゃあ、やっぱその前の質問の答えって……
『仲直り』
その言葉が僕の頭をよぎった。