第5章 好きなんだ
瑞希side
僕は再び昼食に手をつける。
昼食用の弁当は番組から出されたもの。
どのおかずも美味しい!
パシャ
ん?パシャ?
見てみると圭君が写メを撮っていた。
「瑞希可愛いぃぃ!」
「ちょ、勝手に!!////」
携帯を奪って消そうと思ったけど身長が足りない……
「いいじゃん、可愛いからぁ!送信っと」
「送信!?送信って誰に?!」
「ファンの子♡」
「はぁ!?////」
自分の携帯で確認すると、圭君がSNSにさっきの写真を投稿していた。
『リハ後にご飯食べる瑞希♡可愛い(´ω`*)』
「な、何やってんですかぁァ!?////」
「おぉ!ハート増えてる!あ、メッセージまで!なになに……『小動物みたい!』『ほんとだ!可愛い!』『たくさん食べたら衣装入んなくなるよー(笑)』だって!」
「わぁ!もぉ!いちいち声にださなくていいです!!////」
「お前らなにやってんだ。急いで食べて準備するぞ。」
「ほーい」
「うぅ……はい……」