第5章 好きなんだ
瑞希side
今日は生放送!
かなり緊張するよぉ!
朝からリハーサルで夜、本番開始。
まだまだ時間はあるけど、控え室入っただけで鼓動が早くなる。
「じゃあ、荷物おいたら共演者の方達に挨拶に行こう。特に瑞希はしておかないとな。」
「はい!」
真広君の指示でメンバーが動く。
マネージャーの青山さんは入江さんを迎えに行った。
寝坊したらしい。
あの人ってあれでよく社長兼プロデューサー出来てるよね……
結構抜けてるって言うか……
青山さんも大変だな……
「瑞希、行くぞ?」
「あ、はい!」
裕斗君とは相変わらず口を聞いてない。
気まずい!!
周りにはたくさんのスタッフさんがいる。
バタバタと準備してる。
出演者の控え室を挨拶して回った。
皆さんテレビで観るよりキラキラしてて眩しい。
それに綺麗でカッコよくて……
さすが芸能人って感じだった。