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星のカケラ【R18】

第5章 好きなんだ


裕斗side

瑞希がスタジオを出ていった。
あれから一言も交してない。
お互い避け続けている。
謝りたい。
酷い事をした。
こんなピリピリした関係を無くしたい。

別に仲良くならなくていい。
今まで通りになってくれるだけでいい。
それだけで充分……

そう考えていた。

「はぁ、で?裕斗は瑞希と何があったの?」

隼也が振り返り話しかけてくる。

「……なんでもねぇよ。」

「そんなことないでしょ……元々良い訳じゃ無かったけど、それより悪くなってるよ。空気悪いし。瑞希も何か変だし。」

「お前には関係ない。」

「関係無いことないから。グループにも迷惑かけてるの分かってる?」

くそ……嫌な事思い出した。
忘れたいはずなのに……

これも瑞希のせいだ。

「まぁ、どうしても言いたくないなら別にいいよ。けど、俺らもあんな事繰り返したくないって思ってるから。そのことは頭に入れといてね。」

真広と圭も真剣な目で俺の方を見つめた。

「よろしくお願いします!」

瑞希がタイミング良く戻ってきた。

「良くなったみたいだね。」

さっきまでの真剣な表情から優しい表情に戻し隼也が話しかける。

「はい!」
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