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星のカケラ【R18】

第4章 初恋


瑞希が『StarPiece』のメンバーになったと聞いた時は驚きと怒りがあった。

何で親友である俺に伝えてくれなかったのか?

それに……アイドルって事は多くの人に存在を知られ、たくさんの人達に好かれる。

俺のモノじゃなくなる……

正直、許せなかった。メンバー入りには反対だった。
けど、瑞希がやりたいと言ったんだ。
あんな顔見たら流石に怒ることなんてできなかった。

ステージに立つ瑞希はキラキラしていた。
かっこよくて、一生懸命で、楽しそうで……可愛くて……
そんな瑞希も好きになれた。

ファンになったけど本当の感情はそれ以上……

親友だけど、手の届かない存在になってしまった。
こんな事なら早く告白しておけば良かった。

そしたらもう少し近い関係だったかもしれない。

勇気……付けたいな……
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