第3章 素直な気持ち
「うぅ……」
「瑞希、ドンマイ♪」
結局遅刻した。
今日は最悪。
本当にお腹痛くなってきたし……
「腰痛い……」ボソ……
「腰?練習しすぎとか?」
「え、いやー……う、うん!そうそう!////」
言っちゃ駄目!
親友でもこんな事言えない……
「……顔色悪いな……熱か?」
「ううん。熱はないよ。」
「うーん……何かあったなら相談しろよ。昨日の事とか……そう言えば何かわかった?」
「へっ!?ううん!特には……////」
「……さっきから顔赤いんだけど。」
やばい……隠せない……
仕事出来るかな……
「……お前、今日は午後から仕事だろ?ピシャっとしねぇとダメだぞ?」
頭を撫でられる……
「うん……」
大輝ってほんとに優しいな。
昔から僕を守ってくれるし、優しくしてくれるし。
大輝といると嫌な事も忘れる。