第3章 素直な気持ち
眩しい光が瞼の上に当たるのを感じて目が覚めた。
太陽の光か……
カーテンの隙間から僅かに見えている。
「もう……朝?」
今日は確か学校に午前中行って新しいCDのレコーディング……
学校……やばい!遅刻!!
……あれ……この部屋、僕の部屋じゃない……
隣を見ると裕斗君が裸で寝ていた。
僕も裸……
そうだ……そうだったぁぁぁ!
昨日裕斗君に……
「……瑞希?」
お、起きたぁ!?
「し、失礼しましたぁぁぁ!!」
僕は自分の服を持って部屋を出た。
自分の部屋に入る。
どうしよう……
顔合わせれない……
それに……仕事もしにくい……
『好きだ』
わぁぁぁ!思い出しただけで頭がパンクしそう!!
何赤くなってんの……
ダメダメダメ!!
とにかく学校!!
準備しないと!
「いっ!?」
準備しようと動きだした瞬間、腰に激痛が走った。
立てない……
何で……
……痛くても学校行かなきゃ……
僕は腰の痛みを堪えながらシャワーを浴び学校に向かった。
道中も腰の痛みを耐え続けた。
何かお腹も痛くなってきた……