第3章 素直な気持ち
……家に帰りつきましたが……
「何ですか!?これは!?」
酒くっさ!!
え!?
皆、酒飲んでベロベロになってる……
大輝……僕が何もしなくても何故か大丈夫でした!!
「あーみずきぃ!おかえりなさぁい!へへ////」
「圭くん……飲み過ぎですよ……てか、青山さんにも酒は我慢って言われましたよね!?」
「いいのいいの、これは俺ら久しぶりのテレビ出演祝ってだからぁ////」
「いや、まだ放送されてませんから!」
もう……これ誰が片付けると思ってるんですか……
とりあえず……テーブルの上の缶とか片付けて1人ずつ部屋に寝かせよう。
と言うか……どんだけ飲んでるんですか……
1人3本以上飲まないとこんだけの数にはなりませんよね。
よし、テーブルも綺麗なったし……
まずはまだ若干意識のある圭くんから。
「ほら、部屋に行きますよ。」
「えー瑞希運んでくれんの?優しいねぇ……こんだけ可愛くて優しかったら俺、瑞希と結婚してあげてもいいよぉ、ふふ////」
「はいはい、冗談は辞めてください。」
圭くんは酔っても圭くんだ……
普段から素なんだ……
その次も真広くん、隼也くんと運んで行った。
2人は既に撃沈……
残るは……裕斗くん……
この人はさっきから起きてるのか寝てるのか分かりませんが……
ソファに座って俯いたまま動かない。
時々手に持ってる缶を口元に持っていく。
「ゆ、裕斗くん、部屋に行きますよ?」
「zzz……」
ね、寝てる!?
裕斗くんの手の缶を取り上げテーブルに置き、肩を貸しながら部屋まで運ぶ。
「着きましたよ。う、うわぁ!?」
僕までベッドの上に倒れてしまった。
僕下敷き……
「ん?瑞希?」
「あ、起きました?ごめんなさい、倒れてしまって……退いてもらっても?」
「……」
あれ?無視?
「……裕斗くん?(汗)」
「……やだ。」
へ?