• テキストサイズ

星のカケラ【R18】

第3章 素直な気持ち



「たくっ……お前さ一応有名人なんだから気をつけろよ?特にファンに余り優しすぎると勘違いされるからな?」

「うん……今回で反省しました。」

大輝と久しぶりに帰るな……
やっぱ隣り歩いてると安心する。

「……瑞希……お前、上手くやれてるか?」

「うん……まぁね。」

「そっか、ならいいけど……」

隣りを歩いている大輝が急に立ち止まった。

「どうしたの?はぅ?!////」

えー?!
なになになに?!

急に後ろから抱きしめられた。
あったかい……じゃなくて!!

「だ、大輝?」

「……最近……お前と話してなかったし……周りからキャーキャー言われてるお前見てさ、何かイライラした。遠い存在になった気がして。瑞希は……その……俺の物って言いたくなったり……ごめん、ついこんな事……////」

大輝の心臓ドキドキいってるのが伝わって来る。

「大丈夫だよ。こっちこそごめんね?心配しなくても大輝はずっと僕の親友だから。」

「親友か……」

大輝が僕から離れる。
あれ?ちょっと悲しそう……何かあったのかな?

「ありがとう、瑞希。もう大丈夫!」

「うん、ならいいけど……」

「それよりさ、悩みとかないの?俺でよければ相談のるぞ?」

「あー……そうだな……じゃあ、1つだけいいかな?」

「おう!」

僕達は近くの公園までやってきて、誰もいないブランコに座って話した。
何かドラマのワンシーンみたい。

「あのね、メンバーの裕斗くんわかる?」

「あー、あのお前の推しだった?」

「うん、その人のことなんだけど……(汗)」

推しだった……のは間違いない。
今じゃ、少し恥ずかしい。

「あの人さ、何考えてるか分かんなくって……すっごいきつい事言うけど時々優しくしてくれるし……僕の事嫌いなのかなって……その本音が知りたいんだけどどうしたらいいのか分からなくて……」

「うーん……まぁ、メンバーだから嫌いってことはないと思うけど……」
/ 214ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp