第3章 素直な気持ち
家に帰りついて、青山さんがさらに手帳を見ながらこの1ヶ月の予定を話し始めた。
歌番組、CM、雑誌……さらに映画やドラマの話まで……
僕、演技とかやったことないしな……
不安だらけ……
明日からはほとんど休みがない……
「えー!酒飲めないじゃーん!」
「少しは我慢しなさい。仕事よ。これからさらに名を挙げて……あー楽しみ!あなた達の名前が世界中に広がるのを想像すると……っ!じゃあ、瑞希君は明日ね!」
青山さんが妄想して興奮状態になってる。
「はい、お疲れ様です。」
「あ、あと!出かける時は変装しっかりね!瑞希君に色々教えてあげてね!じゃ!」
「はいはーい。」
変装かぁ……そうだよね、見つかったら色々と大変だし。
皆どんな感じの変装してるんだろ……
「あのー、皆さんの変装ってどんな感じなんですか?見せてください!」
「そうだなー……あ、じゃあさ、ついでに今日は瑞希への変装講座するか!暇になったし!」
「お、ナイスアイデアだね!まーくん!」
「確かに変装は必須だよね。スキャンダルとかあるし……」
「ありがとうございます!」
結局メンバーが教えてくれることになった。
頑張らないと!