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星のカケラ【R18】

第2章 NEW START!


大きく息を吐いて家のインターホンを押す。

「はーい……」

扉が開いて出てきたのは姉ちゃんだった。

「姉ちゃん……ちょっといいかな?」

「瑞希……あんた……」

声が震えてる……

「瑞希のお姉さんですか?」

「え?!圭くん?!な、何で……」

「こんばんは。ちょっと挨拶に来ました。」

「真広くん、隼也くん、それに裕斗くんまで……StarPieceが……家に……?」

「姉ちゃん!しっかりして!話があるから!」

「あ、あーごめんなさい……中にどうぞ……」

姉ちゃんがフラフラしてリビングまで歩く。
大丈夫かな……

「お母さん……StarPieceが……」

「え……」

「お母さん……ただいま……」

「瑞希!?」

「大輝!?いたの?!」

「いたよ!」

大輝が僕に近付いてくる。

「ごめんね、黙ってて……本当は隠す気は無かったんだけど……」

「何考えてんだよ!アイドルって……」

「僕も急に声掛けられて……」

「にしても!そんな簡単じゃないんだぞ!?」

「わ、分かってるよ!」

思わず怒って言ってしまった。

「だったら!」

「はいはい、2人とももうその辺でやめときなって。ほら、座って。」

いつの間にか皆ソファに座ってるし……

「……姉ちゃん、お母さん……それから大輝。黙っててごめん。言っちゃダメって言われてたから、なかなか言えなかったんだけど、僕、StarPieceに入ることになったんだ。軽い気持ちなんか無いし、今回のライブで更に気持ちも高まったんだ……だから……その……」

「……いいと思うよ、私は。」

「え?」

姉ちゃんが口を開く。

「自分がやりたいと思ったんならいいんじゃない?ほんとに軽い気持ちは無さそうだし。ただ、無理しないでね。」

「うん!ありがとう!姉ちゃん!」

お母さんも賛成してくれた。
ただ……大輝は何も言わない……
やっぱ怒ってる?
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