第2章 NEW START!
「あのー……この後、家に帰っても良いですか?」
「?何かあったの?」
「家族にはちゃんと伝えたくて……」
「そうだよね……よし!じゃあさ、俺達も瑞希の家に挨拶行こうよ!」
「え?!」
圭くん!?
そんな事したら姉ちゃんとお母さんが死んじゃう!!
「いいね!青山さんに車お願いしておくか。」
どうしよどうしよどうしよ!
姉ちゃんに連絡するべき!?
慌ててスマホを取り出し姉ちゃんの連絡先に触れると、隼也くんから取り上げられた。
「だーめ。サプライズで行くから。」
人差し指を口元に置き「ね?」っとウィンクをした。
「は、はいぃ……////」
カッコイイ……
僕達はファンの子達に見られないように裏側から車に乗り、僕の家に向かった。
「ネットニュースにまでなってるよ、瑞希の事。」
「テレビでも映像流れてるし……ほら、このシーン。」
『瀬田瑞希です!』
カメラ来てたんだ……知らなかった……
……そう言えば大輝来てたのかな?
分からなかったな……
連絡も来ないし……怒ってるかな?
あーもう少しで着いちゃうよ……