第2章 NEW START!
ふぅ、サッパリした。
確か次は……
「真広さ……くん!次お風呂良いですよ。」
「おー。」
僕は階段を上がりバルコニーに向かう。
ここはとても広くてテーブルや椅子が置いてある。
ここから見える夜景、星が綺麗で必ずお風呂上がりはここに来る。
今日は風が気持ちいい……
「……風邪ひくぞ。」
星を眺めていると後ろから声をかけられた。
裕斗くんだ。
髪はもう乾いてる。
「あっ!はい!ごめんなさい!」
「なんで謝るんだ?」
「いや……ごめんなさい……」
何か裕斗くんといると緊張する。
裕斗くんが隣にきた。
裕斗くんと並ぶとさらに身長の低さが分かる。
「お前、夜景とか星とか好きなのか?」
「まぁ……綺麗だし……落ち着きます。」
「……そうか……お前、あまり無理すんなよ。まだ高校生なんだ。朝のランニングもいいと思うがたまには休んだ方がいい。最近顔色もあまり良くないしな。」
「え……」
そんなに……?
ランニングの事知ってたんだ……
皆まだ寝てると思ってたんだけど。
「じゃあな。しっかり寝ろよ。」
「お、おやすみなさい!」
裕斗くんは何も言わずに部屋に戻って行った。