第2章 NEW START!
「ここが新しい家!」
青山さんが玄関の鍵を開けながら楽しそうに言う。
外見は凄く大きくて綺麗。
「部屋は全部で8部屋!全部防音だから音漏れの心配はなし!」
「8部屋ですか?!」
「うん!それぞれ部屋もいるだろうし……それから残りの3部屋は色々練習に使えるし……」
この家に住むのか……ほんとにおっきい……
映画とかドラマとかでしか見たことがない。
「おっしゃ!じゃあ、部屋は早い者勝ちなー!」
「えぇ!?」
圭さんが1番に駆け出す。
早い者勝ち!?
いや、でも僕は1番年下だから最後に決めるべきだよね。
「ちょ、圭!待て!」
裕斗さんは最後に歩き出し1番奥の部屋に入った。
真広さん達もそれぞれ部屋を決めた。
僕は裕斗さんの隣の部屋に入った。
正直、離れた部屋が良かったけど丁度いい感じにその部屋だけがひとつ飛ばしだったから何となくそこがいい気がした。
隣には自分の憧れの人が寝るんだよ!?
こんなんじゃ毎日ドキドキしちゃうよ。
「ねね!ダンススタジオまで付いてるよ!」
「まじで!?」
社長……この家どうやって見つけたんですか……
凄すぎます。