第2章 NEW START!
今日は朝から大輝の機嫌が悪い。
何かあったのかな?
「ねぇ、大輝……」
「……」
「どうかした?」
「別に……」
絶対何かあったよね……こういう時ってどうしたらいいのかな……
僕が何かしたのかな?
だとしたら謝らないと……だよね?
「大輝、僕何かしたかな?何かしたならごめん。」
大輝は机の上に突っ伏していた顔を上げて僕をブスくれた顔で見た。
「……最近、瑞希さ俺と一緒に帰ってくれないから……」
「……あ……」
大輝がいきなり抱きついてきて
「なんで!もう俺の事嫌いなのかよー!」
「く、苦しい……」
「あ、ごめん。」
大輝は離してくれた。
そう言えばずっと練習行ってたから大輝とは帰ってなかったな。
今日は一旦家に帰って荷物持っていくから一緒に帰れるかもな。
「大輝の事嫌いな訳ないでしょ!大好きだよ!!」
「大好き……ほんとか?」
「うん!今日は一緒に帰れるから帰ろう?」
「うぅ……瑞希〜!俺もだー!」
「ちょ、ちょっと!!知ってるし!てか苦しいから!!」
大輝に抱きしめ殺されそうだった。