第2章 NEW START!
「ただいまー。」
「おかえりー。バイトお疲れ様。」
姉ちゃんが声をかけた。
お風呂上がりで髪が濡れてる。
「うん。あ、姉ちゃん。母さんには後で言うつもりだけど。明後日からちょっと友達の家に泊まるね。」
「あーうん。すぐ帰ってくるんでしょ?」
「あーえっとー……それが分かんなくて……」
「わかんないって……何かあったの?」
「まぁ、ちょっと……友達の事だからあまり言えないんだけど……」
「そっか……あんたも大変だね……」
結局こんな嘘でしか理由付けできなかった。
それ以上突っ込んで来なかった姉ちゃん達には驚いたけど。
確か、明日が部屋見に行って少しだけ荷物とか入れ込むんだったよね。
整理しとかないと……
何がいるかな?
とりあえず学校の教材とかはギリギリでいいから……
服とかかな?
僕は明日の準備をして、今日の復習。
そして、筋トレしてお風呂を済ませて寝ることにした。