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星のカケラ【R18】

第2章 NEW START!


「OKでーす。」

撮影は無事終了した。
皆で映像をモニターで確認しに行く。

「うん、いいね。じゃあ、俺は編集の方に行くからお前らはダンスを瑞希に叩き込んでおいてくれ。」

真広さんがスタッフさんと別の部屋に向かった。

「よし、じゃあ、行くかー。」

「はい!」

僕達はスタッフさんに挨拶をして撮影スタジオを出た。

「まずは昨日の所確認して新しいのに入るか。」

「そうだね。」

「そう言えば瑞希は荷物まとめた?」

「荷物ですか?」

「うん。明後日から俺ら一緒に住むんだよ?」

あ……忘れてた……

「……まだです……」

「忘れてたの?(笑)」

「すみません……」

母さん達になんて言おう……
思い浮かばない。



「よし、じゃあ初めから通そっか。」

「はい!」

昨日あれだけやったんだ。
やれる!

シューズの音と音楽……それと僕らの息が響く。
もう少しであのフレーズ。

一瞬、裕斗さんと目が合った気がした。


「っ!」

やった!できた!

そして……
最後まで踊り抜いた。

「はぁ、はぁ……凄い!!瑞希上手くなってんじゃん!」

「はぁはぁはぁ……ありがとう……ございます……」

この曲、かなりキツかった……

「お疲れ様、瑞希。」

隼也さんが優しく微笑みかけてくれた。
隼也さんが神様に見える……

「よし、次!」

「は、はい!」

「あと3曲だから頑張ろう。あとはファンサとかだから。」

そうなんだ。
今回はファンサービス多めにするんだ。

「間に合わない可能性があるからね。瑞希はこの5曲に集中した方がいい。」

気にしてくれたんだ……
ほんと感謝しなきゃ……

「ありがとうございます。僕、頑張ります。」

「うん、無理しないようにね。」

「はい!」
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