第2章 NEW START!
「これでいいですか?」
衣装を着てみた。
やっぱ少し大きいけど、問題は無さそう。
裕斗さんしかいない……あれ?
他の皆さんどこに?
「アイツらはメイクに行った。」
「そうなんですね。じゃあ、裕斗さんも一緒に行きましょう。」
「待て。」
「っ!」
腕を捕まれ引き寄せられた。
何?!
「……衣装……少しよれてる。あと、袖少し捲れ。そしたら少しイメージ変わってサイズも合うだろ?」
裕斗さんが直してくれる。
顔近い……
やっぱカッコイイ……
「よし……?顔赤いぞ?具合でも悪いのか?」
「へ?!い、いえ!!僕先行ってます!////」
ヤバい!!
つい!
治まれ!
足早で化粧室に向かう。
「あ!瑞希!」
「やっと来たか。」
「……あれ?何か瑞希だけ衣装のイメージ変わった?」
さっき裕斗さんが直してくれたんだ。
僕も鏡の前の椅子に座りメイクさんにお願いする。
「えー瑞希ってメイクしなくてもよくない?綺麗だし。」
「いえ!流石に駄目です!ライブ用なんで!」
「まぁ、俺達もファンデーションとかだけだけどね。」
そうなんだ。
まぁ、確かにしなくても綺麗だもんね……
羨ましいな。
「あ、裕くんも来た。裕くんこそメイクいらないよね。」
「周りがしてるのに一人だけはおかしいだろ。」
「まぁね。」
メイクも終わり、髪型をセットしてもらった。
皆さん、かっこよすぎます!!
ライブで見たまんまだ!
「よし、じゃあ行くか!」
再び撮影スタジオに入るとカメラさんや照明さん……スタッフの方が沢山いた。
「よろしくお願いしまーす。」
「お願いしまーす!」
「よろしくお願いします。」
「……お願いします……」
それぞれ挨拶をして行く。
僕もしなきゃ。
「お、お願いします!」
「お願いしまーす(笑)」
笑顔で返してくれた!!
嬉しい……