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星のカケラ【R18】

第12章 パズルピース


瑞希side

お母さんとお姉ちゃんが心配してお見舞いに来てくれた。

「大丈夫?」

「うん、もう平気だよ。ごめんね、心配かけちゃって。」

「ならいいけど…ちゃんと寝なきゃ駄目よ?」

「うん。」

久しぶりに会えたから嬉しかった。
そういえば連絡も取ってなかったな。
ちゃんと連絡取るようにしなきゃ。

お母さん達が帰って行った後、大輝が来た。

「瑞希!?」

「大輝っ!ここ病院!!」

僕は出来るだけ小さな声で注意した。

「すまん。それより大丈夫なのか?」

「うん。」

「…ライブ中、顔色悪かったから心配だったんだ。ちゃんと寝てなかったんだろ?」

「うん…ごめん。」

「まぁ、大丈夫ならいいけどよ。お前、努力家なのは良いけど、頑張りすぎだ。せっかくの長所が短所になってるし。」

「あはは…ごめんごめん。」

たくさんの人に心配と迷惑をかけてしまった。
最低だ。

「…何かあったのか?」

「え?」

「目、腫れてるから。泣いたんだろ?」

「ま、まぁ…色々ね。」

「そうか…まぁ、お前が決めた道だから俺は応援するだけだし。無理しない程度に頑張れよ。」

「ありがとう。」
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