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星のカケラ【R18】

第10章 忍び寄る影


それからも手紙が送られ続けた。
それに加え、髪の毛から爪へと変わり、下着なども送られてくるようになった。

もちろん、大輝にも相談した。
学校の日は必ず一緒に帰ってくれた。

「大輝……いつもごめんね。」

「心配すんな。親友だろ。」

「うん。」

警察に行こうと思ったけど、こんな事だけじゃきっと耳を傾けてくれない。

大輝と一緒でも視線は感じ続けた。

僕達は家の前で別れた。

ポストを開けるのに恐怖心さえ覚えてきていた。
今日は何が入っているんだろうとか……変な事考えてしまう。
でも開けないと。

一呼吸置き、一気に蓋を開ける。

やっぱり僕に手紙が来ている。
でも今日はいつもより分厚い。

家の中に入り、封筒を開ける。
中から大量の何かがボトボトと出てきた。
落ちたものを固唾を呑みゆっくり見ると写真だった。

僕と一緒に写ってるのは大輝。
大輝の顔はぐしゃぐしゃに塗りつぶされていた。

「うっ……」

そして、手紙には『今度こいつと一緒にいたら許さない』とあった。

「そん……な……」

大輝が危ない。
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