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星のカケラ【R18】

第9章 僕の好きな人は……


瑞希side

どのくらい時間が経っただろ。
僕の体はもう動かなかった。
腰の痛みも酷く、お腹も少し膨れてる。

「あっ……はぁ……はぁ……ぐすん……」

「……瑞希君さ、裕斗君と付き合ってるんでしょ?」

尚哉君の口からとんでもない言葉が聞こえた。

「世間にバレたら不味いんじゃない?」

「……おねがい……します……誰にも……言わないでください……」

僕は裸のままベッドの上にうつ伏せ状態になり、尚哉君はその端の方に座っていた。

「うーん……じゃあ、取引しようか。」

尚哉君が怪しげに笑いかけてきた。

「……俺と付き合ってくれたら、この事は誰にも言わないよ。」

「そ、そんなの……」

いい訳がない。
でも、このままじゃバラされる。
僕達StarPieceが無くなっちゃうかもしれない。

そんなのやだ。

だったら……

「わ……わかりま……」

ピンポーン

タイミング良くチャイムがなった。

「はぁ……誰?」

インターホンを尚哉君がつけると、そこには裕斗君がいた。

「五十嵐……瑞希を返せ。」

「……とりあえず入りなよ。」

尚哉君が裕斗君を中に入れた。

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