第2章 NEW START!
「いってきまーす!」
今日からまた学校が始まる。
何か昨日の事が夢みたい。
夢だったら良いんだけど……
携帯には連絡先入ってたし。
まぁ、生で本物に会えたのは嬉しいよ?
でも自分がメンバーになるとか……考えても無かったし……
あれ?そう言えば……大輝が来ない……
いつもならこの時間、この場所で後から抱きついてくるんだけど。
「みーずーきー!」
「え?!」
後ろから物凄い勢いで叫びながら走ってきてる。
ドシーン!
「いったたた……大輝?どうしたの?」
「お前……何で面接断ったんだよ!?一緒にバイト出来るって思ってたのによ!」
「あー……えっと……(汗)」
なんて言おう……
「ちょっと勇気なくなって……あはは(笑)」
「んだよ、それ。」
「それにさ、僕ライブ行けなくなったから。姉ちゃんと母さんが行くことになってるんだけど……1枚余ってて……大輝行かない?」
「俺はいい。興味ねぇし。俺はお前で充分でーす。」
「どーゆー事?(汗)」
そうだ。
僕がライブ出るからチケット余っちゃうんだよね。
どうしようかな。