第2章 NEW START!
「ただいまー」
あの後、真広さんが車で送ってくれた。
裕斗さんは隼也さんが送っていったらしい。
帰りに真広さんとLINE交換をして、StarPieceのグループに入れてもらった。
そこから圭さんと隼也さん、そして裕斗さんの連絡先までゲットした。
「おかえりー。遅かったね……面接駄目だった?」
お姉ちゃんが声を掛けてきた。
「あ、ううん!友達と会ったからちょっと遊んできた。」
「そう……心配するから連絡の一つはちょうだいよね。」
「うん、ごめんね。」
お姉ちゃんは笑顔になって「これからは気をつけなよ?」っと言って部屋に入っていった。
家族にも言えないって辛いな……
嘘ついちゃった。
部屋に入ってベッドにダイブした。
疲れたー。
こんなにキツいんだな……ダンスって。
あ!隼也さんのTシャツ!
洗濯しなきゃ!
洗濯機に入れる。
あまり母さん達にバレたくないから自分の部屋に干しておこう。
明日は学校だし……ご飯食べて予習して寝なきゃ……
大輝になんて言おうかな……絶対聞かれるよね。