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星のカケラ【R18】

第9章 僕の好きな人は……


瑞希side

「すっげぇ!やっぱ瑞希ドラム上手いな!弾きやすい!」

「ありがとうございます////」

凄く嬉しくて、下の方からゾクゾクと気持ちが込み上げてくる。
誉められるともっと上手になりたいと思ってしまう。

「結構練習したんだな。うわ、手マメ出来てるじゃん!やりすぎだよ!」

「ドラムって重要なパートじゃないですか。だから足引っ張る訳にはいかないなって。」

「瑞希ってほんと熱心だよな。」

真広君が眉を下げ優しい笑顔を浮べて言った。

「俺は絶対無理!」

「圭はもっと練習しろ。」

「うっ……隼君酷い……」

「俺も協力するから。」

「ほんと!?流石隼くん!」

圭君と隼也君って結構仲いいよな……
兄弟みたいで。

「じゃあ、瑞希はもう休憩しとけ。今から各自練習するから。」

「あ、じゃあダンスの練習してきます。僕、ダンスが全然駄目で……」

「お!俺も行くー!」

「圭はこっち。」

「分かった。怪我はするなよ。」

「はい!」

僕は着替えとタオル、飲み物を持って移動した。

1人だと広過ぎて寂しい。

「俺も一緒にやっていいか?」

裕斗君が荷物を持って入って来た。
気まずい……
この感じ久しぶりだな……

「ど、どうぞ……」

少しだけ距離置いて踊ろう。
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