第8章 恋人らしい事
「あっ……ゆうとくん……イっちゃう……あっ////」
我慢出来なくなってしまって勢いよく出してしまった。
一気に力が抜ける。
さっきまで痛かったのに、気持ちよくなってしまった。
奥を突かれる度に声が漏れてしまっていた。
「瑞希……可愛い……」
「ゆうとくん……////」
裕斗君は僕に熱いキスをしてきた。
僕も自分から舌を絡めた。
キスだけで興奮しちゃってる。
「んっ……ふっ……////」
裕斗君の腰の動きが速くなる。
それが凄く気持ちよくて、キスまで激しくなる。
「ゆうとくんっ……好き……////」
「俺もだ……っ!」
「あっ……////」
もう僕の中には入りきれないくらいの精液が溜まって、溢れ出てきた。
「おなかいっぱいになっちゃった……」
「妊娠してるみたいだな。」
「……僕男だから子供できないよ。」
「……そうだな。」
裕斗君が少し悲しそうな顔になった。
「……子供欲しい?」
「いや、そうじゃない。」
「……じゃあなに?」
「……もし、俺らの関係がバレたら確実に反対される。けど、子供ができればデキ婚で反対押し切って結婚出来るなって……芸能界では多いらしい。無理矢理子供作って結婚するのは。」
「そっか……」
僕が女の人だったら悩まずに済むのに……
裕斗君にも迷惑かけてるのかも。
裕斗君が僕の隣に横たわり力強く抱きしめる。
「それでも、俺はお前が好きだ。男でも構わない。反対されても離れねぇ。だから、変に悩むなよ。」
「……うん。裕斗君、大好きだよ。」
「俺の方がもっと好きだ。」
裕斗君はどんな僕でも愛してくれる。
僕が女だったらとか考えない。
今の僕を愛してくれてるんだ。
例え女だったとしてもきっと愛してくれたと思うから。
僕はもう悩まないと決めた。
精一杯、この愛を受け止めていく。