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星のカケラ【R18】

第2章 NEW START!


『忘れたいけど辛くてできない だからこのまま心の奥に』

ほんとに綺麗な声……

急に強い風が吹く。

「うっ……あぁ!」

体の力が抜けてたからよろけてしまった。

ボフツ

「っ!?」

裕斗さんが受け止めてくれた。

あれ、さっきまであそこに……

「……大丈夫か?」

「あ!はい!すみません!」

「……ならいい。怪我すんなよ。」

あれ……何か……優しい。
でも……悲しそう……

「裕斗さん……」

「なんだ?」

「その……何かありましたか?」

「……なんで?」

「いえ……なんか……苦しそうなんで。それにあの歌……」

すると、裕斗さんは僕の方を向き直し、いきなり抱きしめられた。

「ふぁ!?え?!ゆ、裕斗さ……////」

「……ごめん……ちょっとこのままにさせて。」

「え……えっと……////」

「頼む。」

裕斗さん……ほんとにどうしたんだろ……
普段、こんな感じなのかな……

あんなに感じ悪かったのに……

「ぼ、僕で……いいなら……////」

「……ごめん……」

ドキドキがいつまでも止まらなかった。
1番好きだった人に抱きしめられるなんて……
死にそう……

これファンが知ったら僕、殺されるな……
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