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星のカケラ【R18】

第8章 恋人らしい事


僕はあっという間にチョコレートを食べてしまった。

「お前……本当太らねぇよな。」

「そう?まぁ、最近はダンスしてるし……あ!そうだ!」

「何だ?」

ダンスで思い出した!!

「大輝!ドラム教えてくれない?大輝得意だったよね?」

「?いいけど……何で?」

「いやーちょっとね……よかったぁ……」

「俺でいいのか?」

「大輝しかいないもん……それに、文化祭でバンド組んでたよね?あの時の大輝かっこよくてさ。憧れちゃった!」

「な、なるほどな////」

本当にあのときは大輝に惚れちゃった。
何人かファンもいるらしいし。
次の文化祭も出るって言ってたから盛りあがるんだろうな……

「何なら今から少し教えてやろうか?」

「いいの?」

「まだ、2時だしな。」

「じゃあ、お願いしようかな。」

僕達は大輝の家の近くにある、音楽スタジオに向かった。
大輝のお母さんがピアノの先生でここを経営してるとか。
大輝は時々、ストレス発散でドラム叩いてるらしい。

「じゃあ、まずは叩いてみろ。それから足りない部分を教えてやる。」

「うん!」

真広君が言ってた曲を練習することにした。
CDもあるからそれに合わせればいいと思うんだけど。
大きく息を吐き呼吸を整える。

数年ぶりのドラム……
不安だけど、大輝がいるから何か自信が付いてきた。
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