第8章 恋人らしい事
昨日のラジオ――――――――
「えー続いて……『僕は男なんですが、瑞希君のファンになりました。それからStarPieceも大好きになりました。けど、周りは女性ばっかりです。男がファンなのはやっぱり変なのかもと最近思いました。瑞希君はどう思いますか?』それでは!一言で!どうぞ!」
「え、えーと!僕は嬉しいです!////」
「おぉ!嬉しいそうですよ!では詳しく聞いてまいりましょう!」
思いのまま言っちゃったぁ!
でもこれでいいんだよね?!
「実は僕、メンバーになる前はStarPieceのファンだったんですよ。」
「そうだったんですか?!」
「え、俺も初めて知った!」
「知ってるのは親友と家族くらいですよ(笑)メンバーにもまだ言ってませんでしたし。僕も初めは変なのかなって思ってました。でも、実際にメンバーになると、そんな事ないし、寧ろ嬉しいですよ?」
僕もファンになった時は周りは女性だらけで恥ずかしかった。
お姉ちゃんがいたから何とかファンでいられたけど。
「僕の親友も僕のファンになったって言ってましたし。僕の事、それからStarPieceを好きになってくれて本当に感謝してます。僕は男性にも女性にも好かれるようなアイドルになりたいと思ってます。だから、これからももっと僕達の事好きになってくれたら嬉しいです。ファンの方の応援が僕達のエネルギーみたいなものですから。」
思いを全て言葉にして答えた。
これで少しは悩みを解決してくれるといいな。
「瑞希君って本当にいい子なんですね……」
「そうでしょ?自慢の子なんですよ!」
真広君が抱きついてきた。
MCの人も何か涙ぐんでるし……
「ちょ、ちょっと!2人とも!しっかりしてください!ほら、真広君も放れて!」