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星のカケラ【R18】

第8章 恋人らしい事


「お邪魔しまーす。」

「先に俺の部屋に行っててくれ。」

「はーい。」

仕事が終わってそのまま大輝の家に来た。
映画の撮影の打ち合わせが思ってたより遅くなってしまった。
今日、台本を貰ってどんな役柄なのかも聞いた。

「お待たせ。……ん?何か元気ないな。」

「あー……顔に出てた?」

「うん。何があったんだ?」

「……それがさ……今回の映画の役柄さ……僕、同性愛者の役なんだよね……台本にも一応目を通したけど……ベッドシーンとかあって……」

「まじか(笑)」

別に嫌って訳じゃない。
実際に裕斗君と付き合ってるし……
ただ……どういう感じにすればいいのかな……
ベッドシーンとか……
考えてるだけで恥ずかしくなってきた。
ハッキリと姿は写さず影だけとは聞いたけど……声は撮るんだよね……

「R指定の映画だった。」

「15?」

「うん。」

「なら俺見れるわ(笑)」

「だめ!絶対見ないでよ!?////」

「は?ファンなら見るのが当たり前だろ?」

「う……何で僕がこの役なんだろう?」

「原作とあってるからじゃねぇの?」

そう言えば、監督が僕を大抜擢したとか言ってた。
今回の共演者の俳優さんも僕が良いって勧めたらしい。
嬉しい事だろうけど……複雑だなぁ。

「まぁ、頑張れよ!お前、演技上手いし!」

「上手くないよ……全部裕斗君のおかげだし……」

とにかく!
映画撮影完璧にしなきゃ!
今日から早速台本読みしよう!
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