第8章 恋人らしい事
「……はっ!」
しまった!
寝てた!!
時計の針は2時を示す。
最悪だ……
勉強中に寝るなんて……
あれ……毛布が掛けてある……
裕斗くんかな……
寒いし一旦お風呂に入る事にした。
まだ少しぼーっとしてる。
流石にお風呂入ったらめが覚めるよね?
逆に眠くなるかな?
「ふぁ〜……早く入ろ……」
欠伸が止まらない。
服を脱ぎ、浴室の扉を開ける。
「ふぅ……ん?」
「……?」
「へ!?裕斗くん!?////」
裕斗くんがお風呂に浸かっていた。
わぁ……入ってたんだ……
全然気づかなかった。
寝ぼけ過ぎだ……僕。
「ご、ごめんなさい!!出直します!////」
お風呂場から出ようと扉に手をかけた。
「入れよ。もう皆寝てるし、一緒に入ってもいいだろ。」
「いや……それは……////」
「……何か気にしてるのか?俺は構わねぇから。」
いやいや!!
僕がゆっくり出来ないんです!!
「それに、お前と色々話したい。中々時間が取れないし、こんな時くらいいいだろ?」
……それもそうだよね。
僕だって少しでも一緒にいたい。
「うん。」
僕も身体と頭を洗い上げて裕斗くんの隣に入る。